政府との協働

各国政府は、何億もの人々の生活に影響を及ぼす「自然の損失」と「気候変動」という2つの課題に取り組むための世界目標に合意しました。コンサベーション・インターナショナルは、政府と連携して、世界的に自然保護活動を変革するための計画を立て、プロジェクトを実施しています。

重点分野

自然を力を活用し、気候を安定させる

自然を守り、再生させることは、気候変動に取り組む上で最善の方法のひとつです。私たちは世界各国の政府と協力しながら、生物多様性を保護にもつながる熱帯林やマングローブ、泥炭地の保全など、自然の力を活用した気候変動対策に取り組んでいます。

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海洋保護スケールの倍増

今世紀末までに、世界の海の多くは高温になり、酸性化し、無生物へとなってしまう可能性があることが予測されています。これらは海洋生物、気候、そして何十億もの人々の食糧に壊滅的な影響を及ぼすことになります。 私たちは、沿岸地域の保護、気候変動への適応支援、海洋資源の管理改善のために、世界的なネットワークの多国間連携を通じて幅広く保全活動を実施しています。

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プラネットポジティブな経済の促進

何世紀もの間、開発は自然を犠牲にして成り立ってきました。私たちは各国政府と協力し、科学的根拠に基づき、水や森林などの自然資源の価値を評価し、国ごとに適応できる保全モデルを構築しています。

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活動のインパクト

7300万

ヘクタール

フランス政府、先住民族、地元コミュニティと協力し、2025年までに7300万ヘクタールにおよぶアマゾンの熱帯雨林の保護を約束。

3,000以上

小規模生産者への支援

メキシコのコーヒー、カカオ、果物、蜂蜜、家畜各農家は、米国国際開発庁とCIメキシコらのパートナーシップ「サステイナブル・ランドスケープ・ベンチャーズ」の支援を通じて、持続可能で包括的なバリュー・チェーンへの参加支援を受けることが決定している。

65万

ヘクタール

地球環境ファシリティ(GEF)と世界自然保護基金(WWF)とのパートナーシップによって、東部熱帯太平洋海域で保全されたマングローブは65万ヘクタールに及ぶ。

489以上

家庭

ベクテル・エンジニアリング社(Bechtel Engineering）とのパートナーシップとフランス地球環境ファシリティ( French Facility for Global Environment）による支援で開発された革新的グリーン・グレイ・インフラの成果で、フィリピンのコンセプシオンでは、689世帯が高潮の被害を防ぐことができた。

私たちの計画

30 年以上にわたり、私たちは各国の政府と協力し、最大の自然保護を成功に導いてきました。 1988 年、初の自然保護債務スワップ（これによりボリビアは 160 万ヘクタールの熱帯雨林を保護することが可能になった）から、フランス政府と協力しアマゾンの 10 パーセントに相当するエリアを保護する画期的なプロジェクトに至るまで、私たちの政府とのパートナーシップは変化を促します。

私たちは、生態系を大規模に保護し、再生させる「自然を基盤とした解決策」を公共政策に組み込むために必要なデータおよび科学的な助言を政府へ提供しています。

また、フランス開発庁、欧州連合、地球環境ファシリティー(GEF）、日本政府、世界銀行と協力し、890種以上の保全と4,800万ヘクタールの生態系保護を支援するための「クリティカル・エコシスエム・パートナーシップ基金」への資金提供および運営事務局を担っています。

気候変動に対応するために、自然保護と回復、海洋保護スケールの拡大、持続可能性で拡張可能モデルな経済構築など--こうした大規模な取り組みには、協力的行動が必要です。私たちは、生物多様性を保全し、気候変動に対処し、人々と自然の利益のために持続可能な開発を達成するために、民間および公的パートナーとともに活動のための連合体を構築しています。

地球環境ファシリティ(GEF）

地球環境問題の解決に多国間資金を無償で提供する国際的な資金メカニズム「地球環境ファシリティー（GEF）」の認定プロジェクト機関として、コンサベーション・インターナショナルは、各国政府と直接的に協力し合い、プロジェクトの特定と設計、プロジェクト実施に関する助言を行い、プロジェクトが技術的・財政的に高い基準を満たすと同時にGEFの環境・社会的セーフガードを遵守していることを確認しています。

私たちは、政府と協力し、あらゆる社会セクターと関わりながら、人の幸福のために自然が提供している必要不可欠な生態系サービス（水、食料、気候変動への耐性など）を守る、という究極の目標を達成するために尽力しています。革新的な資金調達方法と地域社会に根ざした解決策、そして、多国間組織、企業、地方自治体のパートナーとのネットワークを活用し、効果的なプログラムを実施しています。

緑の気候基金 (Green Climate Fund：GCF）

コンサベーション・インターナショナルは、GCFの認定団体として、世界各国の政府やパートナーと協力し、気候変動を持続的に緩和し、その影響に対するコミュニティのレジリエンスを高めるための野心的なプロジェクトを開発・実施しています。

現地プロジェクト

自然の力を活用し、気候を安定させる　－Nature for climate－

世界最大級の熱帯林を守る

CIブラジルとブラジル環境省、ブラジル生物多様性基金は、地球環境ファシリティと世界銀行からの資金援助を受け、経済発展と保全の両立を目指す「アマゾン・サステイナブル・ランドスケープ」プログラムを実施しています。

続きを読む ※ポルトガル語＞＞

ケニア放牧地の再生と管理

コンサベーション・インターナショナルとケニア政府は、国際自然保護連合(IUCN）からの資金とGCF（緑の気候基金）の実施機関として、パートナーとともに畜産部門の回復力強化に取り組んでいます。

続きを読む ※外部リンク、英語＞＞

フィリピンにおける沿岸地域の回復力強化

フランス地球環境ファシリティとベクテル・エンジニアリングからの資金援助により、私たちは生態系の回復力と従来のエンジニアリングを融合させた「グリーン・グレー・インフラ」を提供し、台風”ハイエン”からの復興を支援し、気候変動の影響からコミュニティを保護する活動を支援しています。

続きを読む ※英語＞＞

インドネシアの重要な生態系を守る

国際気候イニシアチブ(the International Climate Initiative）の資金援助を受け、CIのインドネシア現地法人である「コンサバシ・インドネシア」と国際林業研究センター、ウェットランド・インターナショナルは、西パプアにある8万ヘクタール（800平方キロメートル）におよぶ泥炭地とマングローブの保護及び保全、再生活動を進めています。

続きを読む ※英語 >>

アマゾンを救うための新たなメカニズム開発

コンサベーション・インターナショナルとフランス政府は、2,500万USドルのパートナーシップの下、26の先住民族自治区と地域コミュニティに権限を与えて、保全とインセンティブ投資を促進する新たな金融メカニズムを開拓することにより、2025年までに約7,310万ヘクタール（直接2,450万ヘクタール、間接4,860万ヘクタール）の保全を約束しています。

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海洋保護スケールの倍増　－Oceans－

海洋の生物多様性の源を守る

米国国際開発庁の資金援助を受け、コンサベーション・インターナショナルと30以上のパートナーは、世界で最も豊かな海洋生態系を有するインドネシア・西パプアの「バーズ・ヘッド・シースケープ」を長期的に保護するために、インドネシア政府と協力し合っています。

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豊かな未来のための漁業

The Eastern Tropical Pacific Seascape「東部熱帯太平洋シースケープ」は、コスタリカ、パナマ、コロンビア、エクアドルの沿岸漁業コミュニティの生計と生活資源の源である場所です。ここでは、「ブルー・アクション・ファンド」の支援により、地元の漁業組合と協力し、地域の海洋保護区のネットワークを守っています。

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プラネットポジティブな経済の促進－Nature-based development－

持続可能な生産の構築

コンサベーション・インターナショナルは、「グッド・グロース・パートナーシップ」を通じて、ブラジル、インドネシア、リベリアで、森林破壊を食い止め、パーム油、牛肉、大豆などのグローバルなサプライチェーンに持続可能性をもたらすために、官民の協力体制を構築しています。

続きを読む ※外部サイト、英語 >>